『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2019年10月号「老舗のDNA」取材後記
1920年創業の国際自動車株式会社。通称は「km」。全タクシードライバーのうち女性ドライバーの占有率は4.1%で、東京地区のそれと比べると約2倍と高い。さらに、ドライバーの平均年齢も40代後半で業界屈指の若さもある。「昔は大学の就職課からも敬遠されたものですが、今では将来の夢を語る若手人財がやってきます。隔世の感がありますね」としみじみ語るのは西川洋志社長。健康経営への取り組みにも積極的な同社は、ベテランドライバーを含めた全人財に歯科検診も実施。西川社長も「当社のドライバーのお口はきれいです」と太鼓判。2020年のオリンピックイヤーに創業100周年の佳節を迎えるkmは今、国内のみならず、インバウンドからも注目される存在になっている。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2019年10月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 グローバルトラストネットワークス
日本に住む外国人が増えるなか、同社の事業はニーズだけでなく社会的意義も高い。経営トップの飾らない人柄が印象的だったが、「仕事と遊びの区別がつかないほど楽しく働ける職場づくりが経営層の役目」という後藤氏の考え方が外国籍社員を活躍させ、優秀な人材確保の一因とも感じた取材だった。

過去の「もうひとこと」


 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2019年10月号「Brand-New人事System」取材後記
90年代後半以降、今回、取り上げた東京エレクトロンのように職能資格制度の見直しをした企業は少なくありません。職務遂行能力を基準として社員を序列づけて処遇する職能資格制度は、もともとは育成型の能力主義を掲げて普及し、日本型雇用慣行を支えてきたものです。年功的運用は、バブル崩壊後は批判にさらされてきましたが、労働経済学の先行研究では、「遅い昇進」は社員全体のモチベーションを長く引っ張って士気を落とさないものとして一定の評価をしていました。職能資格制度を見直した多くの企業は、こうしたメリットを捨て去って実力主義、成果主義の制度に切り替えたところが少なくなかったように思います。かつて、日本の労務管理の特徴として人材育成が挙げられていました。大学の専攻を重視せず、白紙で採用し、企業が育て上げるというものです。社員のやる気を引き出しながら、育成していく。東京エレクトロンの新人事制度は、こうした日本の人事制度の良き点を温存しながら、グローバルな制度を目指したところに大きな特色があるといえそうです。

過去の「もうひとこと」


 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2019年10月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 流機エンジニアリング
所属部署の異なるメンバーが集まり、全社的な課題の解決に向けて力を合わせる----部署横断の委員会やプロジェクトは、多くの場合、やりがいのある仕事といえるだろう。所属部署の担当業務にまい進するのもよいが、こうした活動に参加することは、本人の意欲にも結び付くし、視座を高め、視野を広げる効果も期待できる。ただ、やり方を間違えると、「面倒を押し付けられた」という不満を生みかねない。そうならないためには、社員が意見を言いやすい風土、その意見を積極的に受け入れる経営層の度量、プロジェクトメンバー以外の社員も協力し合う体制などが欠かせない。流機エンジニアリングにはそれらがあるから、この活動がうまく機能している。

過去の「もうひとこと」


 伊藤 秀範

担当:「THE LONG INTERVIEW」「実録 人事制度」「ギョーカイ人事図鑑」「人事プロ」ほか

編集者として、ライターとして、さまざまなジャンルの雑誌や新聞、書籍に携わってきましたが、「人事」ほど魅力的、かつ自分に成長をもたらしてくれる分野はありません(ホント)。この分野での取材活動をし始めてからは約10年ほどですが、その間に産業カウンセラー、キャリア・コンサルタントの資格を取得しました。メンタルヘルスやキャリア教育の現状や課題を、客観的なライター目線だけでなく、当事者目線でも感じてみたいと思ったからです。これも一般紙では味わえない専門誌記者ならではの醍醐味。ライターとして、ちょっぴり新境地の扉に触れた気分です。さらに今は福祉系資格の勉強もしていますが、そのきっかけもやはり人事です。取材で「介護離職」や「障がい者雇用の法定雇用率」などの課題に触れるたびに、「人事と福祉の重なり合う領域」の重要性を痛感。以前はほとんど関心のなかった福祉の勉強が、人事ライターであることで、とても興味深く、楽しく感じられます。人事というものの普遍性、奥の深さを、身をもって痛感している今日この頃です。

過去の「もうひとこと」


 イラスト・脇坂 聡