『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2023年5月号「訪問!隣の人事さん」取材後記
国籍の異なる多様なメンバーが集い、ロボティクスで物流DXに挑戦しているベンチャー企業のラピュタロボティクス。ベンチャーとはいえ国内の自律走行搬送ロボットシェアでは、すでにトップを走っている注目の企業だ。「6〜7割のメンバーは国外に家族がいます。日本で結婚したメンバーも少なくありません。なので、彼らにとって"アウェイ"な日本を、"ホーム"にするという視点を大切にしています」と語るのは、タレントアクイジョン&マーケティングマネージャーの田渕恵理子さん。事業が目まぐるしく成長するなか、それぞれのメンバーが自身の強みを発揮できるよう、風通しの抜群な職場創造に努めている。

もうひとこと:2023年6月号「ロングインタビュー」取材後記
「事業の継続は技術力と、人間力の両輪があってこそ」。そう語るのは御年75歳の山ア孝助さん。日本屈指のものづくりの町・東京都大田区で東横システムを起業し、これまで「新家族主義」の掛け声の下、"社員1人ひとりを子ども"として育て上げてきたハートフルな親父さんである。ところが残念ながら時代は変わり、そんな「べたべた感」を嫌う新世代の社員たちが増えてきた。すでに息子に後継の道を託すことは伝えてはいるが、コミュニケーションがぎくしゃくしている感は否めない様子である。「日本はこの先、どうなるんですかね?」。変わるべきものと変えてはいけないものの狭間に揺れる、古き良き完全昭和型のニッポンの経営者の憂いに焦点を当てた今回のロングインタビューです。

もうひとこと:2023年7月号「訪問!隣の人事さん」取材後記
リゾートバイトに特化した人材派遣に取り組んでいるオンリーワン企業のダイブ。学歴や資格は一切問わず、「人間力」にフィーチャーした採用を心がけている。「就活のゴールは入社式ではなく入社半年後に置く」「立場を守ろうとする上司は評価されない仕組みを設ける」など、独自な視点に基づいた人事施策がてんこ盛りだ。「自分が挑戦したいことに向かって、フルスイングする姿勢を讃え合う社風なので、時に"会社っていいものだな"と、涙を流す者が大勢いたりするのです」と語るのは、人事部長の佐々木義郎さんである。「人はできないから学ぶ、できないことができるようになるから楽しいと、そんなふうに思ってもらえる企業であり続けたいですね」と、人事部長の視線も温かさビームが満載だ。

もうひとこと:2023年9月号「訪問!隣の人事さん」取材後記
誰もが"ウズウズ働く"ことができる職場を創造して発足したのが、第二新卒・既卒・フリーター向けに就業支援事業、教育研修事業を展開しているUZUZ。GPTWジャパンが主催する2023年版『働きがいのある会社ランキング』小規模部門において、4年連続でベストカンパニーに選ばれている注目の企業だ。社歴や経験に関係なく、誰もが職場改善に向けて「一言ものもーす!」ことができる職場には、「have to」より「want to」重視の主体性を持った働き方が定着している。ちなみに、「フィードバック思考は×、フィードフォワード思考は○」というふうに評価されたりもする。「人事の仕事の究極は、組織のカルチャー創りにあるのではないでしょうか」。そう語るのは、自身も新卒入社半年後に1ヵ月半で退職し、フリーターを経て、第二新卒として大手人材サービス会社で活躍した経験のある常務取締役の川原敬史さんである。労働人口の減少に歯止めがかけられない今、誰もが"ウズウズ働く"ことが求められているのではないだろうか。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2024年2月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 センショー
ご自身の経験に基づく女性経営者のお話は説得力があった。取材中、印象的だったのが「若い社員の笑い声が聞こえる職場をつくりたい」というお言葉。社長就任当時、世代間の摩擦等で課題もあったようだが、今では理想の会社に近づいている印象を受ける。改めて経営トップの想いが多様な人材を活躍させるだけでなく風土や社員のモチベーションなどにも良い影響を与えることを感じた機会でもあった。

過去の「もうひとこと」


 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2023年1月号「Brand-New人事System」取材後記
ワークスアプリケーションズは、2011年5月号では、社内コミュニケーションの活性化と文化の浸透を職務とする「アドミンスタッフ」を取り上げました。当時から日経ビジネスの「働きがいのある会社」で1位になるなど、社員に寄り添った企業というイメージがあります。今回は、男女共通の育児支援制度「FAMO(ファーモ)サポート」がテーマです。この前身となる「ワークスミルククラブ」は、産休・育休を取得する女性社員に手厚い制度ながら、対象となる社員が少数であり、企画した女性社員たちが自粛してお蔵入りする可能性もありました。ところが、経営陣の後押しで実現したと言います。新制度「FAMOサポート」は、かねてからあった男性社員の要望を受け、育児介護休業法の改正を機に導入したものです。同社は、2020年に企業理念を刷新していますが、本質的に社員のモラールアップを重視する姿勢は何ら変わっていないのだと感じました。

過去の「もうひとこと」


 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2022年5月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 アイケイ
おもてなしというのは難しいもので、相手に喜んでもらうためには、その相手がどんなことが好きか、何を求めているかを知ろうとする努力が欠かせない。また、情報収集するだけでなく、「どうすればもっと喜んでくれるか?」「こんなことをしてはどうか?」と想像力を働かせることも重要だ。アイケイの「おもてなし課制度」では、新入社員たちがお客様や社員に対するおもてなし案を考えて実行するが、内容にも予算にも制約がないだけに、より一層何をすればよいか迷うだろう。もちろん、「おもてなししたい」という気持ちが伝われば、何をしてもたいてい喜んでもらえるはずだが、考え抜き、議論し尽すことで、期待を上回るおもてなしが実現できる。

過去の「もうひとこと」


 イラスト・脇坂 聡