『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2018年1月号「ザ・ロングインタビュー」取材後記
今回はブラック企業被害対策弁護団代表の弁護士・佐々木亮さんにインタビュー。ブラック企業そのものの数は減少傾向にあるとはいうものの、「会社を辞めたい人を辞めさせない」といった妨害行為はあとを絶たないという。よくあるケースを聞くと、「辞めるというなら損害賠償を求める」「次の募集に50万かかるから払え」「次の人を見つけてきたら辞めていい」とハチャメチャだ。「それらはすべて“一発アウト”ですから、くれぐれも気をつけてほしい」と佐々木弁護士。「退職の自由」は労働基準法に明記された労働者の権利である。佐々木弁護士は「労働者は奴隷じゃないという話です」と念を押す。違法の意識がないままブラック化する企業は多いので、今一度立ち止まってホワイトな人事を確認しておきたい新年の幕開けである。

過去の「もうひとこと」


 伊藤 秀範

担当:「THE LONG INTERVIEW」「実録 人事制度」「ギョーカイ人事図鑑」「人事プロ」ほか

編集者として、ライターとして、さまざまなジャンルの雑誌や新聞、書籍に携わってきましたが、「人事」ほど魅力的、かつ自分に成長をもたらしてくれる分野はありません(ホント)。この分野での取材活動をし始めてからは約10年ほどですが、その間に産業カウンセラー、キャリア・コンサルタントの資格を取得しました。メンタルヘルスやキャリア教育の現状や課題を、客観的なライター目線だけでなく、当事者目線でも感じてみたいと思ったからです。これも一般紙では味わえない専門誌記者ならではの醍醐味。ライターとして、ちょっぴり新境地の扉に触れた気分です。さらに今は福祉系資格の勉強もしていますが、そのきっかけもやはり人事です。取材で「介護離職」や「障がい者雇用の法定雇用率」などの課題に触れるたびに、「人事と福祉の重なり合う領域」の重要性を痛感。以前はほとんど関心のなかった福祉の勉強が、人事ライターであることで、とても興味深く、楽しく感じられます。人事というものの普遍性、奥の深さを、身をもって痛感している今日この頃です。

もうひとこと:2017年8月号「ダイバーシティ最前線」取材後記
多国籍の外国人社員が数多く働いてるタウ。取材後には撮影も兼ねてオフィス内を見学させてもらった。仕切りのない巨大なワンフロアの開放感にも感動したが、何よりも外国人社員の誰もが普通に日本語で会話をしている姿に親近感がわいた。いくら仕切りのないオフィスであっても「言葉の仕切り」を感じたら、これほどの親近感はわかなかっただろう。記事では、同社への入社希望の外国人が、来年の入社試験のために日本語の勉強をしているという事例にも触れた。それほどまでに外国人社員の日本語習得にこだわる同社のスタンスも、その仕切りのない巨大フロアに身を置いてみることで実感できたような気がした。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2018年1月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 NECソリューションイノベータ
経営、人事そして社員の挑戦する姿勢が印象的だった。同社の取り組みは先進的で「これまでのキャリアの承認が50代の活躍につながる」というお話など共感することが多い取材でもあった。

過去の「もうひとこと」


 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2018年1月号「Brand-New人事System」取材後記
今回のTMJの取材では、対応いただいた岸川人材本部本部長の経歴を伺って少なからず驚きました。本文にも書きましたが、岸川氏はTMJで週3日のアルバイトをしながらプロのバンドマンを目指していたとのこと。30歳を機に音楽の道を諦めてフルタイムの正社員となり、現在の役職に至っているわけです。この間、地域のマネージャーも経験し、現場の状況を熟知しているからこそ、今回の正社員化を軸とした新人事制度の導入を強く押してきたことが頷けました。新しい人事制度が現場から浮いてしまうことは珍しくありませんが、人事パーソンが現場を知っておくことの重要性を改めて痛感しました。

過去の「もうひとこと」


 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2018年1月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 サトーホールディングス
他社に先駆けて65歳定年を実現したサトーホールディングスは、65歳以降も、雇用年齢の上限を定めずに再雇用する仕組みを設けており、「高年齢者に優しい会社」といえる。年齢を理由に解雇・雇止めされることがないのは、社員にとってありがたいことだ。しかし、お話を伺うと、これらの制度は、ただ社員に長くいてもらうためのものではないことが分かる。51歳以降を定年退職扱いとし、再雇用の上限年齢も定めないことで、「いつまでこの会社で働くか」「そのために、どう組織に貢献するか」を主体的に考えることが求められる。兼業・副業制度も検討する同社の姿勢は、社員の自立・自律を促す厳しさもあり、これからの雇用の在り方として参考になる。

過去の「もうひとこと」


 イラスト・脇坂 聡