『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2024年12月号「注目人事のシン・制度」取材後記
 リゾートバイトに特化した派遣事業のダイブ。地方創生事業に関心を持ってチャレンジしてくる若手人材が多い職場は今、社内ベンチャー制度『New-1グランプリ』が花盛り。『一生モノの「あの日」を創り出す』(同社Mission)ために奮闘する、若手人材の活躍に刺激されて、上長たちも思わず「ならば自分も」と腰を上げる。誰がやらなくても自分がやると腹を決めた若者たちが紡ぐイノベーション創出のモノ語りは、会社全体の明日への活力を生み出している。

もうひとこと:2025年1月号「注目人事のシン・制度」取材後記
 創業社長のこだわりは「企業は人なり」。業務管理システム開発・提供のアイルでは、入社歴にかかわらず、誰もが一流の精神、流儀を身につけるために、頑張った者たちには贅沢な"くつろぎの場"を用意。貢献者には『社長会食』と銘打って、東西国内屈指の料亭へ! 準貢献者には『役員会食』の名の下に、ワンランク上の食事ができる場を用意するというこだわりようだ。「社長会食でもっと会社のことが好きになった」とは、頑張った人(若手)だからこそ語れるシンプルな本音であろう。

もうひとこと:2025年2月号「注目人事のシン・制度」取材後記
 ゲームメーカーのセガと、遊技機メーカーのサミーが、2004年に経営統合した総合エンタテインメントのセガサミーホールディングス。もともと異なる2社の企業文化を融合させることは至難の業だが、一筋縄ではいかない企業間の"多文化共生"を、誰もが認める居心地の良い環境に昇華させたのが、人材開発部の面々である。その礎になっているのが、同社が誇る企業内大学『セガサミーカレッジ』である。今年度末には"卒業生"の数が6万名にもなるセガサミーカレッジの興味深いところは同カレッジが完成形ではなく、常に進化する発展形であることだ。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2025年2月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 塩野義製薬
人的資本経営の重要が増しているが塩野義製薬の取り組みは参考になる部分は多く、人的資本経営を強化する中でエンゲージメント向上がポイントという同社の考えにも共感した。今後の取り組みに注目したい。

過去の「もうひとこと」


 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2023年1月号「Brand-New人事System」取材後記
ワークスアプリケーションズは、2011年5月号では、社内コミュニケーションの活性化と文化の浸透を職務とする「アドミンスタッフ」を取り上げました。当時から日経ビジネスの「働きがいのある会社」で1位になるなど、社員に寄り添った企業というイメージがあります。今回は、男女共通の育児支援制度「FAMO(ファーモ)サポート」がテーマです。この前身となる「ワークスミルククラブ」は、産休・育休を取得する女性社員に手厚い制度ながら、対象となる社員が少数であり、企画した女性社員たちが自粛してお蔵入りする可能性もありました。ところが、経営陣の後押しで実現したと言います。新制度「FAMOサポート」は、かねてからあった男性社員の要望を受け、育児介護休業法の改正を機に導入したものです。同社は、2020年に企業理念を刷新していますが、本質的に社員のモラールアップを重視する姿勢は何ら変わっていないのだと感じました。

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 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2022年5月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 アイケイ
おもてなしというのは難しいもので、相手に喜んでもらうためには、その相手がどんなことが好きか、何を求めているかを知ろうとする努力が欠かせない。また、情報収集するだけでなく、「どうすればもっと喜んでくれるか?」「こんなことをしてはどうか?」と想像力を働かせることも重要だ。アイケイの「おもてなし課制度」では、新入社員たちがお客様や社員に対するおもてなし案を考えて実行するが、内容にも予算にも制約がないだけに、より一層何をすればよいか迷うだろう。もちろん、「おもてなししたい」という気持ちが伝われば、何をしてもたいてい喜んでもらえるはずだが、考え抜き、議論し尽すことで、期待を上回るおもてなしが実現できる。

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 イラスト・脇坂 聡